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目を皿にして観察しています~大腸早期がんの発見~


いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長の井坂です。

大腸カメラを行う大きな目的の一つに大腸がんの前段階であるポリープ(腺腫)を見つけて、治療(切除)することです。
このポリープですが、誰が見ても一目瞭然の病変から見つけにくい病変まで様々です。
そこで今回はこういった病変について具体的にご紹介したいと思います。

まず、容易に見つけることのできる病変を紹介します。
どうでしょうか?
写真のような病変ならカメラでとらえることができれば、誰でも認識できます。

次に見つけにくい病変になります。

わかりますでしょうか?
画面中央に周囲とは異なった領域があります。
ほとんど凹凸がなく、やや腫れぼったいという印象です。
これを内視鏡の手元のスイッチで見え方を変換したり、青い色素を撒いたりして詳しく観察していくことで病変としてはっきり認識することができます。

このような病変は、集中して観察していないと見逃す可能性が高い病変であり、さらにこういう形状の病変は小さくても既にがんである可能性が高い病変であったりします。
従って、内視鏡医には見逃さない集中力が必要ですし、こういった病変があるという知識と経験も必要となります。
見逃し0ということは難しいかもしれませんが、当院では極力0に近づけるよう常日頃から意識して検査を行っていますので、健診で便潜血陽性を指摘された方や血便、慢性便秘など大腸が気になる方はお気軽にお問い合わせください。

いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長 井坂利史

日本内科学会認定       内科認定医、総合内科専門医 
日本消化器病学会認定     消化器病専門医  
日本消化器内視鏡学会認定   消化器内視鏡専門医 
日本消化管学会認定      胃腸科専門医 
日本ヘリコバクター学会認定  ピロリ菌感染症認定医

病変を拡大することでその悪性度や腫瘍の浸潤の深さを予想することもできます