発熱外来を受診する適切なタイミングとは?
いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長の井坂です。
今冬シーズンは全国的にインフルエンザの大流行に見舞われています。
当院では発熱外来を平素から行っており、適宜インフルエンザと新型コロナウィルスの迅速同時診断キットを用いて診断しています。
この検査を受けるにあたり適切なタイミングがあるということをご存じでしょうか?
最初に結論を言いますと“発症から12時間~48時間”です。
この理由を説明します。
① 検査をする時間が早すぎると偽陰性の可能性がある
発症直後はウイルスの増殖が十分ではなく、検査を行ってもウイルスを感知できずに陰性という結果になってしまうことがあります。(偽陰性といいます)
一般的に迅速診断キットで判定できる十分な量までウイルスが増殖するのは発症後12時間以上が経過してからとされています。
12時間経つまで症状をずっと我慢する必要はありませんが、慌てずにまずは解熱剤で熱を一旦下げて、少し楽になってから受診するぐらいのタイミングで受診するイメージがよいかと思います。
ウィルスの増殖の程度により12時間以内の検査でも陽性になりますが、陰性の場合では上記のように偽陰性の可能性もありますので、翌日に高熱など症状が悪化するようであれば再度病院を受診し、検査を受けましょう。
今冬シーズンは全国的にインフルエンザの大流行に見舞われています。
当院では発熱外来を平素から行っており、適宜インフルエンザと新型コロナウィルスの迅速同時診断キットを用いて診断しています。
この検査を受けるにあたり適切なタイミングがあるということをご存じでしょうか?
最初に結論を言いますと“発症から12時間~48時間”です。
この理由を説明します。
① 検査をする時間が早すぎると偽陰性の可能性がある
発症直後はウイルスの増殖が十分ではなく、検査を行ってもウイルスを感知できずに陰性という結果になってしまうことがあります。(偽陰性といいます)
一般的に迅速診断キットで判定できる十分な量までウイルスが増殖するのは発症後12時間以上が経過してからとされています。
12時間経つまで症状をずっと我慢する必要はありませんが、慌てずにまずは解熱剤で熱を一旦下げて、少し楽になってから受診するぐらいのタイミングで受診するイメージがよいかと思います。
ウィルスの増殖の程度により12時間以内の検査でも陽性になりますが、陰性の場合では上記のように偽陰性の可能性もありますので、翌日に高熱など症状が悪化するようであれば再度病院を受診し、検査を受けましょう。
② 抗ウイルス薬の内服タイミングも考慮する
インフルエンザの治療薬として主に処方されるものに、タミフル・イナビル・リレンザ・ゾフルーザなどがありますが、これらの薬は発症後「48時間以内に服用すること」で効果を最大限に発揮するとされています。
ただ、48時間過ぎたら効かないというわけではなく、有効性を裏付けるデータがないというだけですので
48時間以上経ってしまっていても医療機関の受診をおすすめします。
当然、症状(発熱・頭痛・のどの痛み…)をやわらげるための薬を処方することはできますし、抗ウイルス薬の処方も考慮します
インフルエンザの治療薬として主に処方されるものに、タミフル・イナビル・リレンザ・ゾフルーザなどがありますが、これらの薬は発症後「48時間以内に服用すること」で効果を最大限に発揮するとされています。
ただ、48時間過ぎたら効かないというわけではなく、有効性を裏付けるデータがないというだけですので
48時間以上経ってしまっていても医療機関の受診をおすすめします。
当然、症状(発熱・頭痛・のどの痛み…)をやわらげるための薬を処方することはできますし、抗ウイルス薬の処方も考慮します
以上、発熱した際の受診タイミングについてお話しました。
繰り返しますと、検査の精度と治療薬の効果から“発症から12時間~48時間”が望ましいという事です。
インフルエンザと新型コロナウィルスの検査が出来る「迅速診断キット」は素早く検査結果が出る検査です。
診断することで、それぞれに対応する抗ウイルス薬を処方できますので、当院の発熱外来をお気軽に受診してください。
また、発熱はインフルエンザや新型コロナウイルス以外での疾患でも生じますので、自己判断での診断も禁物です。
先日も発熱外来で受診した方の中から急性胆のう炎、大腸憩室炎、細菌性肺炎などを診断しました。
いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長 井坂利史
日本内科学会認定 内科認定医、総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
日本消化管学会認定 胃腸科専門医
日本ヘリコバクター学会認定 ピロリ菌感染症認定医
繰り返しますと、検査の精度と治療薬の効果から“発症から12時間~48時間”が望ましいという事です。
インフルエンザと新型コロナウィルスの検査が出来る「迅速診断キット」は素早く検査結果が出る検査です。
診断することで、それぞれに対応する抗ウイルス薬を処方できますので、当院の発熱外来をお気軽に受診してください。
また、発熱はインフルエンザや新型コロナウイルス以外での疾患でも生じますので、自己判断での診断も禁物です。
先日も発熱外来で受診した方の中から急性胆のう炎、大腸憩室炎、細菌性肺炎などを診断しました。
いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長 井坂利史
日本内科学会認定 内科認定医、総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
日本消化管学会認定 胃腸科専門医
日本ヘリコバクター学会認定 ピロリ菌感染症認定医
今年度にインフルエンザを発症して、つらかった方は、来年度にはワクチン接種をおススメします